土に還るマスクは、海も汚さない。
新型コロナウイルスの流行以降、マスクの消費量の大幅な増加により、
海洋プラスチックごみ問題がますます深刻になっています。
日本国内でも、海岸に流れ着くマスクが増えているとのこと。
岩手県沿岸で網にかかったウミガメの排泄物に不織布マスクが含まれていて、
海洋生物が海に浮遊するマスクなどのプラスチックを捕食している実態が
現実のものとして確認されました。
世界の海には 15 億枚以上の使い捨てマスクが流れ込んでいるとか。
その多くが人間の生活圏で道端などに捨てられ、
河川を通って海に流れこんできたものともいわれるので
海や川に行っていなければ関係ない、とも言えません
使い捨てマスクはほとんどが不織布だから
「プラスチックごみじゃないよね?」
と思っている方も多いのではないでしょうか。
でも実は、不織布はプラスチックが原料で
海に流れ込むと、自然に分解されることなく海中を漂います。
使い捨てマスクは「自然には還らない」という意識をもって
プラスチックとして慎重に扱い、
きちんと処理することが大事なんですね。
感染者数が減少傾向にあった新型コロナウイルスですが、
各地で再び上昇に転じ、第7波の始まりともいわれています。
感染予防対策として、マスクはまだまだ暮らしに欠かせません。
使い捨ての不織布マスクとは違い、
キュアテックスの〈和紙のやさしさマスク〉〈和紙のいろどりマスク〉は
土から生まれて土に還る、植物由来の天然繊維〈CURETEX®〉100%。
使い捨てではなく、洗って繰り返し何度も使えるうえ、
使い古したら庭やプランターなどの土に置いておくだけで
数か月で生分解して土に還ります。
1日目
1か月経過。土壌内の微生物により1部が分解されています。
2か月経過。布部分のほとんどが分解され、土に還っています。
なにしろ〈CURETEX®〉は、短期間で土に還るばかりでなく、
生分解の際に微生物の働きを活性化して
豊かな土壌をつくる効果もあるほどのサステナブル素材。
環境にマイナスどころか、プラスの効果があるのです。
また、汚染物質を吸着する効果があるため
「水」の浄化材としても有効で、実は特許も取得しています。
土から生まれて土に還る〈CURETEX®〉は、
海の環境を守り、海洋生物や海洋資源の保全にも貢献できる。
SDGsへの関心が高まるにつれ、
〈CURETEX®〉に興味を持ってくださる方もどんどん増えています。
最近では、NHK 名古屋「ウイークエンド中部」(東海北陸 7 県放送)の
「みんなで SDGs」というコーナーで
〈和紙のやさしさマスク〉〈和紙のいろどりマスク〉を取り上げていただきました。
テレビの影響は大きく、
放送後、おかげさまでマスクのご注文を数多くいただいています。
ウミガメをはじめ、海に暮らすたくさんの生き物たちのために、
また海洋資源が食につながり、
私たちの健康につながっていることにも思いを馳せ、
マスクひとつ選ぶのにも
サステナビリティのまなざしを忘れないようにしたいですね。
※本記事はキュアクラブコラムを転載しています。