新潟新工場、本格始動。ここで和紙糸はどう作られる?

昨年 10 月 27 日に竣工式を行い、
操業を開始していた株式会社キュアテックス新潟工場が
いよいよこのたび本格稼働となりました。


新設のこの工場が担っているのは、
和紙糸〈CURETEX®〉の製造。

具体的には、
国内で製造された高品質なロール状の「和紙」を
独自製法で「糸」にしています。

和紙の持つ“やさしさ”を活かすことにこだわった製造工程には、
さまざまな試行錯誤から生まれた工夫が随所に。

植物が持つ自然の力を損なわないよう、
とにかく丁寧に手間ひまかけるのが、キュアテックスの信条です。

まずはテープ状に裁断した和紙を“こより”の原理でねじり、
細く撚りあげた糸をいったん筒状に編んで生地にします。

そして編地の束を丁寧に水洗いし、天日でじっくり自然乾燥。
乾いたら、編地をほどいて糸に戻し、巻き上げて完成です。

わざわざ編んでほどくなんて、もったいない?
でもこの工程こそが、
和紙糸に伸縮性や柔軟性をもたせる独自の加工。
特別なやさしい風合いの秘密であり、
糸としての機能性をより一層高めることにもつながっています。

糸を布に織る際、「経糸(たていと)」は
「緯糸(よこいと)」よりも品質の高さが求められますが、
〈CURETEX®〉は「経糸」としても使えるクオリティを実現。
「和紙 100%製品」の製造を可能にしました。

〈CURETEX®〉のマスクやTシャツ、
そして従来のイメージを覆すデニムも、
他の素材との混紡ではない、純粋な和紙 100%製品です。

そして、和紙 100%の〈CURETEX®〉は、
土から生まれて土に還るサステナブル素材でもあります。

土にかぶせたり埋めたりしておけば
短期間で生分解するだけでなく、
土壌の微生物を活性化させる効果も有しており、
農地の土壌改良に活用できるのです。

いま、キュアテックスでは
和紙 100%の〈CURETEX®〉を捨てずに土に還し、
農地の土壌改良に活用して栄養価の高い野菜を育てる
独自の循環型システムの構築を進めています。

伝統の和紙を今に活かすこだわりの製法と、
これからの社会にふさわしいサステナビリティ。

新潟工場にはそんなキュアテックスらしさが
いっぱい詰まっています。


※本記事は4月26日に投稿されたキュアクラブのコラムを転載しています
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